六験法 ― 感情を刺激して人を観察する法

まえがき

『感情の働き方から人を観察試験してみますと、その人物が実によく解るものであります。(略)その意味で人を観察試験する「六験」を紹介します』

リスト

  1. 之を喜ばしめて、以てその守を験す ― 喜ばせても、羽目を外さないか
  2. 之を楽しましめて、以てその僻を験す ― 楽しませても、公正を失って偏らないか
  3. 之を怒らしめて、以てその節を験す ― 怒らせても、節制できるか
  4. 之を懼れしめて、以てその独を験す ― 怖がらせても、主体性・独立性を保てるか
  5. 之を苦しましめて、以てその志を験す ― 苦しませても、理想を捨てず妥協しないか
  6. 之を哀しましめて、以てその人を験す ― 悲哀はその人柄全体をよく表すものである

あとがき

まえがきを含めて『運命を創る』より。分かりづらいので、「―」の右側に解説文の要約を付けてみました。

之(これ)、以て(もって)、験す(ためす)です。誰に言うともなく。
僻は「へき」でしょうね。広辞苑によれば「考え方や位置がかたよること」という意味があります。

講演録であるせいか、リストの原典が示されていません。検索してみると中国の古典『呂氏春秋』(Wikipedia)のようです。

人の感情を揺さぶって験すとは、なんとなくダークな感じがします。「喜んでも、羽目を外さない」などと、自分向けの心得に書き換えてみようかな。

(書影)

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