まえがき
『ミッション・ステートメントが効果的であるためには、次の4つの基準を満たさなければならない。』
リスト
- 本源的でなければならない。 企業の歴史、 アイデンティティ、価値観に根ざし、企業における最良の、 時を経ても色褪せない真の姿を捉えている必要がある。
- 大望を表していなければならない。会社がその将来を通じてパーパスを実現させていくことで、会社が何を成し遂げられるか、それがどのようなプラスの影響をもたらすことができるかを描く必要がある。
- 差別化されていなければならない。 何が企業を唯一無二の存在にしているのか、どのように競合他社と異なっているのかを明らかにする必要がある。
- 簡潔でなければならない。 パーパスを手短に、かつ明瞭にまとめ、すべてのステークホルダーにとって覚えやすいものである必要がある。
あとがき
まえがきを含めて、ウルリッヒ・ピドゥン『全社戦略 グループ経営の理論と実践』 (ダイヤモンド社、2022年)より。リストは本文中のリストそのままの引用です。
多くの場合、語尾が揃っていなかったり冗長だったり、ちょっといじりたくなってしまいます。そこで原著を確認したり意訳したりして編集したうえで引用しています。しかしこのリストはその必要を感じませんでした。
リスト形式ではないものの印象的な文章をもう一つ引用します。
大半のミッション・ステートメントには、簡単で覚えやすく、 心が躍るようなキャッチフレーズと、その重要な構成要素についての詳細な説明がある。ミッション・ステートメントには、パーパスにフォーカスしたものがある一方、パーパスの実現方法とその活動の重点とは何かを説明したものもある。
- タイトル: 全社戦略 グループ経営の理論と実践
- 著者: ウルリッヒ・ピドゥン(著)、松田 千恵子(翻訳)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2022-12-07