まえがき
『(遺伝学的検査を)規制している各国が根拠としている概念に、米国CDC(疾病管理センター)が提唱するACCEモデルがあります。』
リスト
- 【分析的妥当性】 何回やっても、どの機関で行っても同じ結果が出るなど、検査として確立されているか (analytic validity)
- 【臨床的妥当性】 ある検査の結果と病気との関連性が確立しているか (clinical validity)
- 【臨床的有用性】 病気の診断がついた患者に治療などの対処法はあるか (clinical utility)
- 【倫理的法的社会的影響】 差別につながらないか・プライバシーは守られているか等々 (ethical, legal and social implications)
あとがき
まえがきを含めて、『「遺伝子検査」実は占い並み!?過熱ビジネスに注意せよ』(ダイヤモンド・オンライン)より。記事では遺伝子検査と遺伝学的検査という言葉を使い分けています。リストのタイトルも厳密にいえば遺伝学的検査とするべきですが、わかりやすい「遺伝子検査」を使いました。
リスト項目の英語部分は “ACCE Model Process for Evaluating Genetic Tests” (Centers for Disease Control and Prevention) からの引用です。
一般的な診断、アセスメントなどビジネスの世界で使われている検査にも援用できそうな枠組み。