新優生学の3手法

まえがき

『霜田氏は2003年に発表した論考のなかで、先端医療技術による生命や遺伝的質への介入の手法を次の三つに大別する。』

リスト

  • 【選別】 「男女産み分け」や「健康な受精卵を選ぶ」など「望ましい/望ましくない質」を備えた生命を選ぶこと
  • 【介入・操作】 精子や卵子、受精卵・胚などの生殖細胞系列 (germ line) に対して「病気を予防する」など消極的・治療的に介入・操作すること。あるいは「高IQ」「筋力強化」など肯定的・増強的に介入・操作すること。マイナス(疾患・異常)の消去・緩和とプラス(望ましい質)の付加の二つがある。
  • 【作製】 クローン人間のような生命そのものを作り出すこと。

あとがき

まえがきを含めて、行方 史郎『IQは金で買えるのか――世界遺伝子研究最前線』(朝日新聞社、2015年)より。まえがきにあるとおりリスト部分は「霜田氏の論考」(参考文献1)からの編集・引用です。

タイトルの「新優生学」についても、本書から引用します。
『主に国家が社会政策として行う従来の優生学と対比して、個人の自発的選択による遺伝的な「質」への介入を「新優生学」と呼ぶ。』

わかりやすい枠組みです。段階型の好例として収集。

(書影)



(参考文献)
(1) 霜田求. “生命の設計と新優生学.” 日本医学哲学・倫理学会 『医学哲学 医学倫理』 (2003).

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