まえがき
『経済学者のヨーゼフ・シュンペーターは、経済成長には(略)三つの要件が必要であると言っています。産業革命が最初にはじまったイギリスには、この三つの要件が全て揃っていました。』
リスト
- 資本の蓄積: ワットの蒸気機関の実用化を支えた資金と、その提供者(ジョン・ローバックやマシュー・ボールトンのような富裕な産業資本家)がイギリスには存在していた。
- 技術革新(イノベーション): ワットに代表されるような、産業の中核となる優れた開発エンジニアが存在し、継続的な技術革新が可能だった。
- 人口増大: 1700年頃に約600万人だった人口が、1770年代には約800万人に増加し、大量生産された製品を吸収する大きな購買層・市場を形成した。
あとがき
まえがきを含めて、宇山 卓栄『経済で読み解く世界史 (扶桑社新書)』 (扶桑社、2025年)より。リストは本文を解釈して作成しました。
著者はこう続けます。
日本が戦後、製造業によって高度経済成長をしたとき、シュンペーターのいう三つの要件が揃っていたことは、産業革命期のイギリスと共通しています。
たしかに。ただシュンペーターが三要件について直接言及している著作は探せませんでした。
