まえがき
「『アニマル・スピリット』で経済学者のジョージ・アカロフとロバート・シラーは、人間心理の特質が近代経済を左右する五つの主な過程を提示している。(略)彼らは金融危機とそれに先行した好況の両方を煽るにあたり、これら五つのすべてがきわめて重要だったという説得力ある議論を展開している。」
リスト
- 将来に対する安心感の必要性
- 公平さを強く求めること
- 信用を裏切られたときの怒りと憤り
- 貨幣錯覚に陥りやすいある種の知覚的な弱点
- 人生に意味を与えてくれるような物語への愛着
あとがき
まえがきを含めて、ポール・シーブライト『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学』(みすず書房、2014年)より。まえがきにあるように、リストの内容はジョージ・A・アカロフ、ロバート・シラー 『アニマルスピリット』(東洋経済新報社、2009年)から引用されたものです。
いわゆるセンチメントを形成する要素を抽出したという感じでしょうか。面白そうなのですが『アニマルスピリット』は未読なのでまずはこちらを収集。
貨幣錯覚についてはWikipedia(日本語版)に解説あり。
- タイトル: 殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学
- 著者: ポール・シーブライト(著)、山形 浩生(翻訳)、森本 正史(翻訳)
- 出版社: みすず書房
- 出版日: 2014-01-10
- タイトル: アニマルスピリット
- 著者: ジョージ・A・アカロフ(著)、ロバート・シラー(著)、山形 浩生(翻訳)
- 出版社: 東洋経済新報社
- 出版日: 2009-05-29