AEIOU – 行動観察のフレームワーク


まえがき

『AEIOU は、行動記録を振り返るときに使える五つの質問の頭文字を表している。』

リスト

  • Activity(活動) …… 活動とは、ある目的に向かう人びとの一連のアクションである。どのような様式か? 具体的な活動は? どのようなプロセスをたどるか?
  • Environment(環境) …… 環境とは、その【活動】が行われていた場の全体である。各個人の空間と共有空間の特徴および機能は、総合的にどんなものか?
  • Interaction(相互作用) …… 人と「誰か」または「何か」の間での相互作用は【活動】の構成要素である。〔その【環境】内・距離を隔てた状況〕における、〔人と人・人と【モノ】〕の、〔日常・非日常〕的な相互作用の性質はどんなものか?
  • Object(モノ) …… モノは【環境】の構成要素であり、重要な要素が複雑なまたは意図しない用途に使用されることがある(そのため、機能、意味、文脈が変わる)。人々がその【環境】で有しているモノとデバイスは何か?それらは彼らの【活動】とどう関係しているか?
  • Users(ユーザー) …… ユーザーとは、行動・好み・ニーズが観察されている人々である。誰がいるか? 彼らの役割と関係は何か? 価値観および偏見は何か?

あとがき

まえがきは、ビル・バーネット、デイヴ・エヴァンス『スタンフォード式 人生デザイン講座』(早川書房、2019年)より。リストは主に “AEIOU Framework” (EthnoHub Help) を参考にまとめました。

数年前に、デザイン思考の本のなかで、フィールドワークの分野で使われている行動観察のキーワードである AEIOU を援用しているのを目にしました。そのときにリストを収集し本サイトに登録したたと思ったのですが見つからず……。

キャリアデザインの解説書である本書では、「自分の新しい面を知るための AEIOU メソッド」という項で、自分の日記を読み返しながら自分の興味の対象を探るためにこのキーワードを援用しています。

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