因果関係のとらえ方のクセを測る4つの軸

まえがき

ある結果から原因を推論するとき、人によってさまざまなクセがあります。そのクセの出方を整理する4つの軸とは。

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  • 内外軸(内的/外的):原因を自分に帰属しがちか、自分以外の何かに帰属しがちか
  • 時間軸(永続的/一時的):同じような状況では、いつでもその原因が同様の結果を繰り返しもたらすと考えがちか、それとも違う可能性が高いと考えがちか
  • 空間軸(全体的/部分的):その原因が他のあらゆる局面にも関わると考えがちか、その特定の状況だけに限定されると考えがちか
  • 可能軸(固定的/可変的):ある結果の原因を自分でコントロールできないものに帰属しがちか、コントロールできるものに帰属しがちか

あとがき

『クリティカルシンキング (入門篇)』より。引用というより翻案に近くなってしまいました。引用元では「原因帰属の四つの次元」という見出しのもと、内的−外的、安定−不安定(変化可能)、全体的−状況特殊的、コントロール可能−コントロール不可能という4つの次元を紹介しています。
体裁を整えるために、また分かりやすいように、用語を変えて○○軸というラベルを貼りました。引用元の本にはオリジナルの論文の情報も載っています。
○○軸や○○的といった言葉は、それだけ見ると意味が重なっているように思えるものもありますが、補足の文章を読んでもらえれば意図は分かるかと。

この本でも紹介されていますが、抑うつ傾向のある人は自分の失敗を内的・永続的・全体的・固定的な原因に帰属しやすいことが知られています。一般的な文脈でも、原因帰属の個人的なクセを測るときに有用な軸だと思います。

(書影)
  • タイトル:クリティカルシンキング 入門篇
  • 著者:E.B.ゼックミスタ/著 J.E.ジョンソン/著 宮元博章/訳 道田泰司/訳 谷口高士/訳 ほか
  • 出版社:北大路書房
  • 出版日:19961003



(参考)
因果関係のとらえ方のクセを測る」 – 株式会社アーキット
悲観的に(あるいは楽観的に)なりすぎないために」 – 起-動線

(検索用キーワード)
帰属理論

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