まえがき
『どれほど新しい分析表現といえども、実際にはこの3つの表現のバラエティ、および組み合わせに過ぎない。』
リスト
- 【比較】 分析の本質は比較。同じ量・長さ・重さ・強さなど、何らかの共通軸で2つ以上の値を比べる。
- 【構成】 全体と部分を比較する。市場シェア・コスト比率・体脂肪率など。
- 【変化】 同じものを時間軸上で比較する。売り上げの推移・体重の推移・ドル円レートの推移など。
あとがき
まえがきを含めて、安宅 和人 『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』(英治出版、2010年)より。リストは本文をすこし編集のうえ引用しています。
基本的には分析イコール比較であり、その「何らかの共通軸」として空間(構成)と時間(変化)があるといった関係。なので「比較」の例にも「構成」として解釈できそうなものがあったりしましたが、なんにせよ覚えやすく思い出しやすいリストです。
ほかにも、本書には本サイトにおけるリストの定義たる「箇条書きにまとめられた知恵」がたくさん載っています。
- タイトル: イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
- 著者: 安宅和人(著)
- 出版社: 英治出版
- 出版日: 2010-11-24