まえがき
分析によって仮定された因果関係をチェックする7つの視点とは。
リスト
- 明瞭性(Clarity) − 結果・原因それぞれが短く、明瞭で、わかりやすい文章で書かれているか?
- 項目の存在(Entity Existence) − 結果・原因それぞれが本当に存在するか?
- 因果関係(Causality Existence) − 本当に因果関係があるか?何かが抜けていて論理の飛躍に見えないか?
- 原因不十分(Cause lnsufficiency) − それらの原因さえあれば結果が起きるといえるか?
- 別の原因(Additional Cause) − 同じ結果を生じさせる、まったく別の原因はないか?
- 因果が逆さま(Cause-effect Reversal) − 結果と原因が逆ではないか?
- 予想される結果の存在(Predicted Effect Existence) − 原因から引き起こされると予想される結果は他にないか?
あとがき
『全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!』より。エリヤフ・ゴールドラット博士が提唱する制約理論の思考プロセスの解説書です。解説部分は本文を参考にしてこちらで作文しました。
タイトルのCLRとは”Category of Legitimate Reservation”のこと。一連の方法論・ツールとは別に、この7つの視点だけでも有用です。
- タイトル: 全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!
- 著者: 岸良 裕司(著)、きしらまゆこ(イラスト)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2008-08-01