六中観

まえがき

『こうした精神の陶冶、生きた学問ということになりますと、急場の間に合わせようとしても駄目なものでありまして、平素から備えておかないといけません。』

リスト

  1. 忙中閑あり … 閑ばかりでは退屈する。忙しいばかりでは心を亡う。真の閑は忙中にある。
  2. 苦中楽あり … 楽ばかりでは退廃する。苦をただ苦しむのは動物的。いかなる苦にも楽がある。
  3. 死中活あり … 身を棄ててこそ浮かぶ瀬もあれ。窮すれば通ず。
  4. 壷中天あり … どんな境地にあっても自分だけの内面世界はつくり得る。
  5. 意中人あり … 私淑、推薦、相談できる人など、何かにつけて「意中の人」がある。
  6. 腹中書あり … 哲学や信念を、単なる知識としてではなく、腹に落として理解している。

あとがき

「りくちゅうかん」と読みます。まえがきと六中観の言葉(○中○あり)は『運命を創る』より。「…」以降の解説は、この本と『百朝集』「六中観―安岡正篤墨跡集」(致知出版社)を参考にして、自分の理解を書きました。

調べた限りでは、六中観というセットは安岡正篤の創作なのですね。いわゆる四書五経に載っているとか、そういう古いものかと思っていました。

個々の項目には原典があったりします。たとえば「壷中天あり」は、『後漢書』の「壷中の天」という物語から採ったとのこと。
また前3項目の順序が『運命を創る』と『百朝集』では違っています。後者では死中、苦中、忙中の順。

(書影)

この本からの他のリスト


(書影)
  • タイトル:百朝集
  • 著者:安岡正篤
  • 出版社:福村出版
  • 出版日:1987年09月

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