「人間」であるための3条件(アーレント)


まえがき

〔彼女の主著『人間の条件』では、(略)「人間」は、特に言語の面での知的訓練を通じて教養を獲得することで、一個の人格として自律し、理性的に思考することができるようになる存在として描き出されています。〕

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あとがき

まえがきを含めて、仲正 昌樹『悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える』 (NHK出版、2018年)より。

この内、「活動」が最も重要で、まさにヒトを「人間」らしくする条件です。(略)自分の「意見」を他者に向かって表明するという行為は、相手は違った意見を持っているかもしれない、違う見方をしているかもしれないことを前提にしています。(略)様々な「活動」を通して、私たちのものの見方が多元化していくこと、それが(略)「複数性」です。「複数性」が確保され、増殖していくには、ヒトとヒトを結びつける「間 in-between」の空間が必要です。

    参考文献

    (1) 人間の条件 – Wikipedia

    (2) 341夜『人間の条件』ハンナ・アレント|松岡正剛の千夜千冊

    タグ

    哲学 人間 活動 in-between

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