まえがき
『簡単に言えば、思いやりの原理(principle of charity、慈悲の原理などとも訳される)とは、相手の発言や行動を解釈する際には、できるだけ筋が通ったものになるように解釈せよ、という原理である。』
リスト
- 相手は言葉を通常の用法で使っている。
- 相手は真実を述べている。
- 相手は正当な議論を立てている。
- 相手は興味深いことを言っている。
あとがき
まえがきは、伊勢田 哲治ほか『科学技術をよく考える -クリティカルシンキング練習帳』からの引用です(ただし、多少切り詰めています)。
リストは、”Principle of charity“(Wikipedia)からの翻訳・引用です。このリストがザ・定義ではないのですが、「できるだけ筋が通ったものになるように解釈」していくうえで、わかりやすく実用的に思えたので収集しておこうと思いました。
相手は興味深いことを言っている。最初は皮肉?とも感じられた第4項目ですが、これこそがcharityの精神ですね。
- タイトル: 科学技術をよく考える―クリティカルシンキング練習帳―
- 著者: 伊勢田 哲治(編集)、戸田山 和久(編集)、調 麻佐志(編集)、村上 祐子(編集)
- 出版社: 名古屋大学出版会
- 出版日: 2013-04-15
この本からの他のリスト
参考文献
* コミュニケーションにおける慈善の原則(起-動線)