まえがき
『マルクス主義は、「弁証法」、つまり本来的には「客観的な弁証法」として次のような法則をあげている。』
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- 【質と量】量的変化が質的変化をもたらすこと。また、質的変化は量的変化を促進すること。
- 【対立物の相互滲透】世界においてはたがいに対立し、たがいに闘いながらも、たがいに影響しあい、依存しあい、立場をとりかえあうところの、諸傾向、諸側面があること。
- 【否定の否定】事物の発展は、最初の状態が否定され他の状態にかわるとともに、その状態がさらに否定されて、以前の状態にかえるという外形をとっておこなわれること。
あとがき
まえがきを含めて『世界十五大哲学』より。『マルクスとエンゲルスは、この(引用者注:ヘーゲルの)「弁証法」を唯物論的な自然観にとりいれた。』とあります。
- タイトル: 世界十五大哲学 (PHP文庫)
- 著者: 大井 正(著)、寺沢 恒信(著)
- 出版社: PHP研究所
- 出版日: 2014-02-05