グレーな問題(白黒はっきりしない難問)を解く5つの質問(バダラッコ)


まえがき

『この五つの質問は、(略)マネジメントの哲学を与えてくれる――マネージャーが本当は何をして、なぜそれが重要なのかについて理解する方法を与えてくれるのだ。』

リスト

  • 影響: 純・純影響は何だろうか?(自分の選択の影響を広く深く考える。立ち止まり、プロセスを踏み、適切な人々を集め、簡単な意思決定ツリーを作り、敢えて反論をしてもらう)
  • 責務: 自分の中核的な責務は何だろうか?(経済性やステークホルダーを超えた見方をする、道徳的想像力を覚醒させる)
  • 実務・プラグマティズム: ありのままの世界では何がうまくいくだろうか?(権利と利害の地勢をマッピングする、慎み深く柔軟かつ日和見的に考える、プロセスは流動的で柔軟に、対決姿勢に出る覚悟も、自分に厳しく)
  • 価値観: 我々は何者だろうか?(まず前3問を検討する、分析を止め全体感を得る、本当の自己利益と組織を定義づける物語を考える、決断を規範や価値観に基づいてどう説明するかを考える)
  • 納得: 自分で納得できるのは何か?(熟慮の時間を取る、5つの質問をすべて使う、苦闘を覚悟する、試しに決断する、決断し説明して先に進む)

あとがき

まえがきを含めて、ジョセフ・L. バダラッコ 『マネージング・イン・ザ・グレー ビジネスの難問を解く5つの質問』(丸善出版、2019年)より。リストのカッコ内は本文を要約して作成しました。

薄いながら大変内容の深い本で、要約に苦労しました。

    5つの質問は原著ではこのようになっています。

    • What are the net, net consequences?
    • What are my core obligations?
    • What will work in the world as it is?
    • Who are we?
    • What can I live with?

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    哲学 決断 マネジメント 人文主義

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