まえがき
対話の力を、チームの合意形成にどう役立てるか。
リスト
- 【対話の役割】 対話に議論の役割を負わせない。よい対話は〈結果として〉議論に代わって合意を導くかもしれないが、それを目的にはしない。
- 【場の安心感】 (1)誰でも歓迎され、(2)何でも言えて、(3)結果がどうなっても学びがある、と思える場を作る。
- 【意識の共有】 合意を得ることではなく、自分と他者の感情や考えを理解することに集中する。
- 【問いの意図】 前3項目の要求を満たす問いを立てる。特定の答えや考えを導こうという意図を放棄する。
- 【くりかえす】 過去の決めごとにこだわらず、対話をくりかえす。そのとき浮かんでくる話題が、語られるべき話題である。
- 【自律の尊重】 対話の実りは、個々の自発的な選択である。行動しないという選択を含め、その選択を尊重する。
あとがき
対話それ自体は合意形成のツールではありませんが、深い対話からは結果として合意が導かれることがあります。合意にまではいたらなかったとしても、合意のために個々人が行動すべき、あるいは考えるべきことが導かれます。
参考文献
「対話を合意形成に活かすためのキーワード」 – 起-動線