まえがき
『弱気相場は投資家を痛めつけるボディブローではない。むしろ絶好の買いのチャンスだ。』
リスト
- 【投資姿勢を変える】下げ相場では買いのチャンスが生まれるのだから、下げ相場を好きになろう。
- 【企業の本質的な価値を見極める】バフェットがこれまでに行った最大級の投資は、市場の状況や企業の一時的な問題がクローズアップされて狙いをつけた企業の株価が下がったときを捉えて行われている。大事な点は、それがその企業の一時的な問題なのか、致命的な欠陥なのかを見極めることだ。
- 【バフェットの三つの変数がそろったときにすかさず買う】その変数とは、(1)長期的な競争優位が確信できる強力な企業、(2)有能で倫理観の強い経営者、(3)割安な株価だ。この三つがそろったら、限られた数の株しか買えなくても迷わず手に入れよう。
あとがき
まえがきを含めて、ジェームズ・パードウ『世界一シンプルなバフェットの投資』より。
24章すべてに2~3か条のまとめが付いている本。第3項目が3か条になっている入れ子的な面白さがあり、内容面でも本書の特徴が表れているリストとしてこれを選びました。
第2項目の「有能で倫理観の強い」は、本書では「強力な」でした。このリストが紹介されている章の次の章でもバフェットの三つの変数について触れられており、そこで使われている言葉を借りました。
- タイトル: 世界一シンプルなバフェットの投資
- 著者: ジェームズ・パードウ(著)、中島 早苗(翻訳)
- 出版社: アスペクト
- 出版日: 2010-06-25