まえがき
『二人の大学長ドナルド・カウリングとカーター・デヴィッドソンは、その共著「自由のための大学』において、「人間精神の本質的能力」について明らかにした。』
リスト
- 注意力を集中する能力 ― 解明されるべき問題を認識する
- 観察の正確さ ― 類似と相違を識別する能力
- すぐれた記憶カ ― “再生”能力あるいは選択的想起
- 演繹的かつ帰納的、分析的かつ総合的な論理的推論
- すべての証拠資料が集められた後にこれを批判的に吟味して不合理と不適性を見分け、最後に偏見なく公正に評価するところの判断力
- 連想の敏感性 ― 芸術における空想、科学における発明に導く
- 創造的イマジネーション ― 種々の部分に分かれているものを新しい統一体に作り上げる
あとがき
まえがきを含めて、アレックス・F. オスボーン『創造力を生かす―アイディアを得る38の方法』 (創元社、2008年)より。第38章「教育界への要望」からの引用です。
『自由のための大学』とは1947年に出版された “Colleges for freedom”[1]。
注意、観察、記憶、推論、判断、連想、創造。「思考の六段階モデル(ブルーム)」を想起させますが、年代を考えるとこちらがブルームのモデルなのかもしれません。
- タイトル: 創造力を生かす―アイディアを得る38の方法
- 著者: アレックス・F. オスボーン(著)、Osborn,Alex F.(原著)、晃, 豊田(翻訳)
- 出版社: 創元社
- 出版日: 2008-01-01
この本からの他のリスト
参考文献
[1] Cowling, Donald J., and Carter Davidson. “Colleges for freedom: a study of purposes, practices and needs.” (Harper & Brothers) (1947).