まえがき
教育学者のベンジャミン・ブルーム博士が提唱したモデル。思考の段階を六つに分類し、各段階の能力を高めるトレーニングが、教育において必要だとする考え方。
リスト
- 知識 暗記力(事実、言葉、やり方、分類を知っている)
- 理解 内容を解釈したり、言い換えたり、説明したり、推し量ったりする能力
- 応用 知識を一つの状況から別の状況に移すことができる能力
- 分析 全体の中の部分を見つけたり、区分けしたりできる能力
- 統合 部分を組み合わせて、統一された全体をつくりだせる能力
- 評価 基準を使って情報の価値や使いみちを判断できる能力
あとがき
『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』より。まえがきも、同書からの編集・引用です。
同書には出所としてベンジャミン・ブルーム『教育のねらい分類』が挙げられていましたが、こういう書名の本はないですね。
『子供を育てる碁学力』という本にも『「碁」でグングン育つ!子どもの脳と心』からの引用としてこのモデルが紹介されており、最後の「評価」が「判断」と訳されていました。「判断」のほうが、思考の最高位に置く言葉としてはしっくり来るように思います。
※2012/05/29
このモデルが提唱されたのは1956年ですが、1999年の弟子による改訂版も載せました。
> ブルームによる思考スキルの六段階(改訂版)
- タイトル: 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
- 著者: 勝間 和代(著)
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 出版日: 2008-06-15
- タイトル: 子どもを育てる碁学力
- 著者: 吉田 直樹(著)
- 出版社: 集英社
- 出版日: 2009-08-05
- タイトル: 「碁」でグングン育つ!子どもの脳と心
- 著者: 武川 善太(著)
- 出版社: PHP研究所
- 出版日: 2003-02-01