アイディアを出す9つの方法(オズボーン)


まえがき

『たくさん、たくさん、もっとたくさん! アイディアにはこれが一番確かな道だ。(略)機関銃の原理と言ってもよいだろう。打ち出される数多くのアイディアのうち、ほんとうに的を射当てるのはごくわずかだからだ。』

リスト

  1. 利用法を考える: 新しい利用法を考える・応用する・余り物を利用する・天分を活用する
  2. 借用・翻案する: 改作する・翻案する・手本にする・見習う
  3. 一ひねり変化させる: 変化させる・一ひねりする・工程を変える・形を変える・曲がりをつける・包装を変える・五感に訴える要素(色・動き・音……)を変える
  4. 拡大する: 大きくする・加える・倍増する・時間を延ばす・頻度を上げる・補強する・寸法を大きくする・おまけを付ける・成分を加える・増やす・大規模に拡大する・誇張する
  5. 縮小する: 縮小する・省略する・低くする・短くする・軽くする・速くする・除去する・分割する・分類する・控えめにする
  6. 置き換える: 置き換える・代用する・取り換える・成分を代える・工程を変える・人を置き換える・場所を変える・関心の対象を置き換える(気を逸らす・昇華させる)
  7. 配置変え・再調整する: 配置を変える・順序を変える・原因と結果を逆にする・他の可能な原因を与える・タイミングやペースやテンポを調整する・予定を調整する
  8. 反対を考える: あべこべに配置換えする・ひっくり返す・逆さまにする・役割を逆にする・用途を逆にする・逆さまに言う・予期せぬことや意外性の効果を考える・奇襲する・形勢逆転を計る
  9. 結合させる: 結合させる・観念を融合する・素材を結合する・つぎ木する

あとがき

「オズボーンのチェックリスト」などとして知られる「発想を練り上げる合い言葉”SCAMPER”」の原典を探るべく、A. オスボーン『創造力を生かす』 (創元社、1969年)を手に取りました。リストは目次および本文からの編集・引用です。タイトルはこちらで付けました。

この本(国立国会図書館)はAmazonのDBに載っていないので、書誌情報は2008年の新装版にリンクしています。

書影

この本からの他のリスト

最初の発見は著者名。Alex Faickney Osborn が(オズボーンでなく)オスボーンと訳されています。名前の発音を教えてくれるサイトにいくつかあたってみたところ、どれも「オズボーン」。Wikipedia日本語版でも「アレックス・ファイクニー・オズボーン」となっています。検索しづらかったわけだ。

次の発見は、オズボーンは発想の種類をリスト化していたわけではなかったこと。本書は38の細かい章立てからなっていて、第20~28章で1章につき1つのアイディアを紹介しています。まえがきは第19章からの引用。

そして三つめの発見は、9つのそれぞれが非常に豊富な表現・事例・解釈に支えられていること。たとえば「縮小する」といってもこれだけ縮小のバリエーションがあるのか!と感じてしまうほど様々な「縮小」を著者は思いついています。そこで、本文からさまざまな動詞を拾ってリストを作ってみました。

関連リスト

📅

 👤

 📁