まえがき
CIAで開発された(という触れ込みの)、問題解決のための問い
リスト
- [問題] なぜこの問題を解決する必要があるのか?
- [問題] この問題を解決することによって得られるメリットは何か?
- [問題] 未知の(誰も知らない)ことは何か?
- [問題] 自分がまだ理解していないことは何か?
- [問題] 自分が持っている情報は何か?
- [問題] 問題でないことは何か?
- [問題] 情報は十分か?不十分か?過剰か?矛盾しているか?
- [問題] この問題の境界はどこか?問題をさまざまな部分に分離できるか?それらを記述できるか?それら部分の関係はどうなっているか?
- [問題] この問題の定数(変更できないもの)は何か?
- [問題] この問題を以前に見たことがあるか?
- [問題] この問題を少し異なる形で見たことがあるか?
- [問題] この問題に関連する問題を知っているか?
- [問題] 同じまたは似たような未知の部分を持つ、よくある問題を考えてみると?
- [問題] この問題に関連した、すでに解決された問題を見つけたとする。その解決策を使えるか?その解決方法を使えるか?
- [問題] この問題を言い換えられるか?言い換え方はいくつあるか?一般的に言い換えると?具体的に言い換えると?決まりごとを変えられるか?
- [問題] 想像できる最高、最悪、そして最も可能性の高いケースは何か?
- [解決] この問題全体を解決できるか?一部か?
- [解決] どんな解決を望むか?それを描写できるか?
- [解決] 未知のことのうちどれだけを決定できるか?
- [解決] 持っている情報から有用なものを引き出すことができるか?
- [解決] 情報をすべて使い切ったか?
- [解決] この問題における本質的に重要な概念をすべて考慮に入れたか?
- [解決] 問題解決プロセスをステップに分離できるか?各ステップの正しさを判断できるか?
- [解決] アイデアを生み出すために使える創造的思考手法は何か?異なるテクニックをいくつ使えるか?
- [解決] 結果を想定できるか?何種類の結果を想定できるか?
- [解決] 問題を解決するためにいくつの方法を試したか?
- [解決] この問題(の解決)を直感的に理解できるか?その結果を検証できるか?
- [解決] 何をやるべきか?それをどのようにやるべきか?
- [解決] それをどこで行うべきか?
- [解決] それをいつ行うべきか?
- [解決] それを誰がやるべきか?
- [解決] 現時点で何をやる必要があるか?
- [解決] 誰が何に対して責任を負うか?
- [解決] この問題を使って他の問題を解決できるか?
- [解決] この問題を他の問題と異なるものにしているユニークな特質は何か?
- [解決] 自分の進捗を最もよく表すマイルストーンは何か?
- [解決] 成功したことをどうやって知るのか?
あとがき
Michael Michalko. Thinkertoys: A Handbook of Business Creativity. Ten Speed Press, 1991 から訳出しました。この本の和訳である 『アイデアのおもちゃ箱』で知ったリストですが、引用でなく独自に訳したものを掲載しています。
引用元では「問題 (The Problem)」と「計画 (The Plan)」という見出しが付いているのですが、本サイトのレイアウト上の制約から、各行の冒頭に [問題][解決]というラベルを置くことで見出しを代替しています。
”The Phoenix Checklist”で検索するとほぼ必ず「CIAで開発された」という前置きがあるのですが、引用元はつかめず。似て異なる問いかけによって意外に考えさせられることがあり、たくさんの問いかけを目にするのも有益です。
- タイトル: Thinkertoys: A Handbook of Business Creativity
- 著者: Michalko, Michael(著)
- 出版社: Ten Speed Press
- 出版日: 1991-11-04
- タイトル: アイデアのおもちゃ箱―独創力を伸ばす発想トレーニング
- 著者: マイケル マハルコ(著)、Michalko,Michael(原著)、勇, 斎藤(翻訳)、幸子, 塩谷(翻訳)、奈美恵, 小沢(翻訳)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 1997-02-01