まえがき
『実際に舞妓さんになるのは簡単ではありません。憧れだけではなれませんよ。』
リスト
- 女子の芸事の見習生です → 普通の就職ではありません。舞妓は芸道を習い一人前になるための修行の期間です。
- 中学卒業から17歳まで → 高校卒では舞妓の期間が短過ぎる。15歳が最適。
- 身長は160cm位まで → おこぼを履くと10cm背が高くなります。
- 体力と体重は43kg以上 → 衣装が重いため体力が必要です。
- 親の同意 → 舞妓は未成年者のため両親の同意が絶対に必要。
- 芸事が好きである → 経験は問いませんが音感が大切です。
- 和風の生活が好き → 着物、お茶、お花、お座敷、お稽古事のすべてが和風、寝る時も高枕です。
- ガンバリ屋の性格 → 仕込みの期間は、行儀見習、洗濯、掃除、買物、雑用等々、そして、京言葉の習得と大変です。
- 月謝はいりません → 見習生の生活費や種々のお稽古の費用は置屋さんが負担します。
- 舞妓の期間 → 舞妓になるための仕込や見習期間を含めて4、5年位は続ける覚悟が必要です。
あとがき
まえがきを含めて、「10ヶ条|おおきに財団|京都伝統伎芸振興財団」より。「キャピタリストの視点 > ネット効果で、舞妓さん増える! : ITmedia オルタナティブ・ブログ」でこの10ヶ条の存在を知りました。珍しいリストなので思わず収集。体格や体力、年齢に制限があり、かつ一人前になるまでには長期間のコミットメントが必要。厳しい道ですね。
リストの後に『舞妓さんの生活は、例えれば男子が相撲部屋で修行するのと似ています。』という一文が添えられていて、これがぴりっと利いています。