投稿者: koji

  • インデックス連動型投信を選ぶ際の主なチェックポイント

    まえがき

    『インデックスファンドを購入するということは、いわば「市場全体に投資している」ということでもあります。コストを抑えながらじっくりと市場全体の成長を見守りたいという個人投資家にとって、インデックスファンドの利用価値は高いといえるのではないでしょうか。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『投信のイロハ ― 初心者向け「インデックス連動型」』(日本経済新聞 夕刊 2009年7月4日)より。記事中の表を編集・引用しました。コスト(最初の3項目)、過去(運用実績)、現在(運用規模)、そして未来(運用期間)と、目配りのあるリストですね。

    執筆者はファイナンシャルプランナー 大竹のり子氏。株式会社エフピーウーマン代表としてさまざまにご活躍の方でした。

  • 会話の公理(ポール・グライス)

    まえがき

    「著名な言語学者のポール・グライスが、四つの『会話の公理』をまとめています。伝わるスピーチに通じるものがあるので、ぜひ、頭に入れておくことをおすすめします」

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『45分でわかる! オバマ流世界一のスピーチの創りかた』より。原文を探してみると、WikipediaにGricean maximsとして載っているのが見つかりました。訳すなら「グライスの公理」でしょうか。

    引用元の書籍では「この四つが守られていれば、スピーチ上手と褒められ、スピーチコンテストでも優秀な成績があげられるということです。ビジネスの場でも、きっと役に立つはずです」とあります。

    ただし、これだけで十分ということではなさそう。グライスは”Cooperative Principle”(協調の原理)としてこられの公理を述べたに過ぎないからです。Wikipediaの以下の記述が分かりやすかった。

    “These maxims may be better understood as describing the assumptions listeners normally make about the way speakers will talk, rather than prescriptions for how one ought to talk.”

    (これらの公理(maxim)は「いかに話すべきか」の処方箋というより、聞き手が話し手に対して持っている前提を描写したものだと理解した方がよいだろう)

    Cooperative principle – Wikipedia
    • 学術論文の構成(IMRAD)

      まえがき

      「この構成は科学的方法と相性がよく、学術論文においてよく使われる。」

      リスト

      あとがき

      まえがきを含め、IMRAD – Wikipediaより。
      「あれ、Aがないぞ」と思うかもしれません。「IMRADの名前は、Introduction, Methods, Results And Discussionの略」なので、Aは構成要素ではなかったのでした。

      引用元にあるように、学術論文であればIに入る前にTitle(タイトル)とAbstract(要約)がありますし、Dの次にConclusion(結論)を置くのが普通です。

      研究室で学んでいた頃、まさにこの順番で書いていました。名前が付いていたとは知らなかった。偶然見つけて、嬉しくなってアップしています。

    • (仕事の)合宿で使う施設選びのポイント

      まえがき

      「合宿をセットする時は、人間は想像以上に環境に影響されることをつねに心に留めておく。(略)安易な施設選びが原因ですべてが台無しになることがある。」

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて『戦略キャンプ―2泊3日で最強の戦略と実行チームをつくる』より。

      特に、最後の項目が気に入りました。宴会を会議室でする(ことによって、リラックスしつつ議論の延長戦ができる)というアイディアは実践的ですね。

      • KASHの法則(ビジネスパーソンの心得)

        まえがき

        セールスパーソンの心得として流通していたリストを収集。

        リスト

        あとがき

        ベテラン営業マンはAttitudeを軽視するのはなぜ?」(「走れ!プロジェクトマネージャー!」:ITmedia オルタナティブ・ブログ)で見かけました。「かなり広く知られているものだと思います」とありましたが、Googleで「KASHの法則」を検索すると802件(2009/6/16現在)なので、そうでもないかなという感じです。

        出所は不明。ただし、株式会社ホロスプランニングの方が言及されていることが多い模様です。

        「Network(人脈)」とか、他者との関係において発生することがらを含めていないところに、潔さのようなものを感じます。セールスのような仕事の心得としても使えますし、自己成長プランを考えるときのチェックリストとしてもいいかもしれません。

      • 高収益企業を測る5つの指標

        まえがき

        「毎月の月次決算などにおいて、これらの指標で数値をチェックし、対策を打つことの積み重ねが高収益企業をつくっていくのです。」

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、東京メトロポリタン税理士法人 北岡 修一「『会計理念』が会社を強く、継続する会社をつくる」(月刊ビジネスデータ 2009年5月号、日本実業出版社)より。

        分かりやすいですね。

      • 企業理念を策定・強化する5つのポイント

        まえがき

        「理念は、短期間で会社の文化にできるものではない。小手先の改革ではなく、策定してからの継続した活動が重要なのである。」

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、(株)フェイス総研 四宮敬仁・松本和義「企業理念を策定・強化する5つのポイント」(月刊ビジネスデータ 2009年5月号、日本実業出版社)より。

        「連結ピン」とは何か、Googleでイメージ検索をしても、それこそピンとくるものがありません。調べてみると、「連結ピン」はアメリカのリーダーシップの研究者であるR.リッカートがリーダーの役割を表現するのに使った言葉なんですね。いまや「連結ピン」を検索しても、連結ピンそのものは上位に出てこず、なにやら組織のことについて書いてあるページが上に来てしまいます。

        連結ピンとは便利な言葉ですが、リッカートは具体的にどんなモノをイメージしていたのでしょうね。

        なお、フェイス総研のHPを見てみると、「実践!ビジョナリーカンパニーへの教科書」という本の目次にも「連結ピン」が出てきています。

        • 幸せな人生への9つのガイド

          まえがき

          往年の名コラムニスト、ロイド・シェアラーの言葉だそうです。

          リスト

          あとがき

          以下の情報源から、このリストが『巨泉―人生の選択』に収録されていることを知りました。

          ここに投稿したリストは、下の原文引用とおぼしき記事から訳し直したものです。”A Guide To A Happy Life”というタイトルで紹介されていました。

          作者のLloyd Shearerについては、下のThe New York Timesの追悼記事が参考になりました。

          あまり網羅性を気にせず、作者が本当に大事だと思うことを並べたという印象です。特に、こういう人は避けようといった処世術的な項目が心に残りました。

          • アイデアパーソンになるための4つの行動習慣

            まえがき

            「たぐる」と総称しています。

            リスト

            あとがき

            『アイデアパーソン入門』より。

            「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせにしか過ぎない」(ジェームス・ウェブ・ヤング)ならば、どうやって既存の要素を探し出し、どうやって組み合わせていけばいいのか。そういったテクニックを「たぐる」と総称し、解説しているのがこの本。それぞれの行動習慣については、誠Biz.IDでもある程度読むことができます。

            これはもともとマトリックスで表現されていたものです。リスト化するのはちょっと苦しいですね。

            • 折れない心の作り方

              まえがき

              折れない心を作るとは、自己肯定力を高めるということ。自己肯定力を高める3つの要素とは。

              リスト

              あとがき

              『折れない心の作り方』より。リスト項目はp20から、カッコ内の文字はp22の図1から、それぞれ引用しています。

              自己を肯定するためには、つまり他人に左右されないためには、他人と交わらなくてはならない。この逆説をうまく説明しています。内容もさることながら、日本語が読みやすくていいですね。装丁もシンプルにまとまっていて、全体として好感の持てる本でした。