まえがき
『ようするに、すべてが非持続的であり、もはや許容しがたい状態にあると誰もが無意識のうちに感じていたところに、今回のパンデミックが発生したのだ。』
リスト
- 医療制度を国の財産ではなく負荷だと見なすイデオロギーが蔓延していたこと
- グローバル化に伴う相互依存が進んでいたこと
- 自己満足し、自らを過信した人類が、「悲劇は起こり得る」という感覚を失っていたこと
- すでに20年以上にわたり、利己主義・偏狭な視点・他人の考えを受け入れない態度が幅を利かすようになり、世界が軽薄・利己主義・不誠実・不安定で溢れ返っていたこと
- 世界から見捨てられた貧困層が大量に存在していたこと
あとがき
まえがきを含めて、ジャック・アタリ 『命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる』(プレジデント社、2020年)より。リストは本文を編集して作成しました。
タイトルの「命の経済」については本書から収集したもう一つのリスト『「闘う民主主義」の五原則』のあとがきに少々メモしましています。
- タイトル: 命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる
- 著者: ジャック・アタリ(著)、林 昌宏(翻訳)、坪子 理美(翻訳)
- 出版社: プレジデント社
- 出版日: 2020-10-15