まえがき
『ギャップフィードバックを実施する前に満たすべき条件について説明します。(略)フィードバックを成功させるために、これら6つの条件が十分に満たされるよう普段から意識しておくとよいでしょう。』
リスト
- Right Occasion(適切な機会に) …… プレゼンや顧客訪問のすぐ後など正しい機会に
- Right Environment(適切な環境で) …… 他人のいる場所やメール等は避ける
- Right Tone(適切なトーンで) …… 失敗に対しても、叱責ではなく、温かく、敬意を持って
- Right Atmosphere(適切な雰囲気で) …… 日常的にポジティブ9:ギャップ1の比率で“FBの濃度”を上げておく
- Right Relationship(適切な関係性で) …… 普段から信頼し尊敬し合える関係を築いておく
- Right Motivation(適切な動機で) …… 相手の成長を心から願って
あとがき
まえがきを含めて、三村真宗『みんなのフィードバック大全』 (光文社、2023年)より。リストは図表からの引用です。
まえがきにギャップフィードバックとありますが、本書ではフィードバックをポジティブフィードバックとギャップフィードバックに分けています。ざっくりいえば、前者がほめる系、後者が課題の指摘系。
リストフリーク的観点からすると、「6つのRight」では想起の手がかりがありません。何が Right であるべきかが重要なので、例えば……「フィードバックのTOMARE」はどうでしょう。いったん立ち止まって TOMARE を満たしているかチェックする、ということで。やや苦しいかな。
- タイトル: みんなのフィードバック大全
- 著者: 三村真宗(著)
- 出版社: 光文社
- 出版日: 2023-03-23