樹の五衰

まえがき

『人長じては漸くに老い、樹長じては漸くに衰ふ。樹の衰へ行く相《すがた》を考ふるに、およそ五あり。』

リスト

  • 【懐《ふところ》の蒸れ】枝葉が茂り、懐の風通しや日当たりが悪くなる。
  • 【梢《うら》どまり】成長が止まる。
  • 【裾《すそ》あがり】地面近くの横枝が枯れる。
  • 【梢《うら》がれ】頭から枯れてくる。
  • 【蠧《むし》つき】害虫が付く。

あとがき

まえがきを含めて、幸田 露伴『洗心録』より。安岡 正篤『知命と立命―人間学講話』に「木の五衰」という文章があるのですが、箇所によって五衰の順序が違っていたので引用元をあたってみました。安岡の引用は幸田の原文とは、順序も内容もけっこう違っています。

リストの【】部分は『洗心録』から。ただし第1項目だけ「懐のむれ」ではわかりづらいので「懐の蒸れ」としています。その後ろに『知命と立命』を参考にしつつ原文の意訳を添えました。

両著で指摘されているのは「人もこうやって衰えていく」ということ。

(書影)


(書影)
  • タイトル:知命と立命
  • 著者:安岡正篤/著
  • 出版社:プレジデント社
  • 出版日:2015-08

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