まえがき
『組織的公正とは、会社において「公正だ」と思う従業員の感覚を指します。(略)これまでの研究によって、一口に組織的公正と言っても、3つの側面があることがわかっています。』
リスト
- 分配的公正 (distributive justice): 配分された「結果」が公正だと感じること。「結果」とは給料の額・福利厚生・出世など広い意味での報酬を指す
- 手続き的公正 (procedural justice): 「プロセス」が公正だと感じること
- 相互作用的公正 (interactional justice): 「コミュニケーション」が公正だと感じること。対人的公正(丁寧に扱ってもらえている感覚)と情報的公正(適切な情報を開示してもらえている感覚)に分類できる
あとがき
まえがきを含めて、伊達 洋駆『人と組織の行動科学』 (すばる舎、2022年)より。
結果(分配)とプロセス(手続き)の公正は直感的に思いつきやすいですが、コミュニケーション(相互作用)の公正とは意外でした。
コミュニケーションはプロセスに含まれそうな気もします。例えば、適切な情報を開示してもらえている感覚が持てなければ、プロセスに公正さを感じることは難しいのでは。
解説によれば、相互作用的公正は前2社よりもやや弱いとのこと。さらに『早急に手続きを変えることが難しい場合は、相互作用的公正を高めましょう』とあります。なるほど、「プロセスは公正と思えないが、上司はよくコミュニケーションを取ってくれた」と感じられれば、多少挽回できますね。
