まえがき
『ある種の言葉は夫婦関係に致命的な傷を負わせることになる。私はこれを「四つの危険要因」と呼んでいる。』
リスト
- 【非難 (criticism)】 非難は相手の性格、人格、能力を傷つける言葉の武器である。不満はある行動に向けられたものだが、非難は相手の人格全般への中傷行為である。
- 【侮辱 (contempt)】 皮肉を言う、相手の嫌がる名で呼ぶ、無視を装う、冷笑する、相手の物真似をする、相手を挑発するような冗談を挟む、など。侮辱は相手に自分への嫌悪感を抱かせ、夫婦関係に猛毒として作用する。
- 【自己弁護 (defensiveness)】 弁解や言い訳は、「問題は私ではなくあなたにある」と言うことで相手を責めることにつながる。
- 【逃避 (stonewalling)】非難・侮辱・自己弁護の連続はマイナス感情を作り出し、逃避に至る。相槌を打たない、目を合わせない、対話を避ける、自分を相手から隔離する。
あとがき
まえがきを含めて、ジョン・M. ゴットマン他 『愛する二人別れる二人―結婚生活を成功させる七つの原則』(第三文明社、2000年)より。本文を要約してリスト化しました。見出し語に添えた英語は原著からの引用です。
このリストは「夫婦関係を破綻させる4つの行動」と同一。というか本リストが原典です。訳がけっこう違うので別のリストにしました。
- タイトル: 愛する二人別れる二人―結婚生活を成功させる七つの原則
- 著者: ゴットマン,ジョン・M.(著)、シルバー,ナン(著)、Gottman,John M.(原著)、Silver,Nan(原著)、秀明, 松浦(翻訳)
- 出版社: 第三文明社
- 出版日: 2000-03-01