まえがき
『4歳児の間は1日に100回だった質問の習慣が、10代の若者の間では数回またはゼロにまで減少する。(略)明らかに質問を妨げる多くの力や重圧が存在する。』
リスト
- 恐怖: 間違いや無知への恐怖が質問をためらわせる
- 知識: 知識を持つと既存の知識に頼りがちになる(専門知識の罠)
- 偏見: 考える方向性をあらかじめ決めてしまうと問いを検討しなくなる
- 傲慢: 傲慢さは偏見を温存する。謙虚さを失うと質問が減る
- 時間: 質問のために割く時間がとれない
あとがき
まえがきを含めて、ウォーレン・バーガー『質問力を鍛える本』 (ニュートンプレス、2022年)より。リストは本文の要約で、実際にはもう少し多角的に論じられています。
問いは思考のスタート。意識して対処していきたいものです。
実際にどうやってたたかうかを考えると「知識」が難しそうです。なまじ知識や経験の蓄えがあったり、データが豊富にあったりする分野だと、それらを組み合わせるだけでも大変だし面白い。自分に考えさせる問いのリストをつくろうと思います。
- タイトル: 質問力を鍛える本
- 著者: ウォーレン バーガー(著)、八木 龍平(監修)、田村 豪(翻訳)
- 出版社: ニュートンプレス
- 出版日: 2022-03-31