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人に八疵あり(荘子)

『この八つの欠点は外では人を乱し、内では自分を傷つけるから、賢い人間は、こいつには近よらんね』

まえがき

『この八つの欠点は外では人を乱し、内では自分を傷つけるから、賢い人間は、こいつには近よらんね』

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  • 【総】自分のしなくてよいことまでしてしまうこと
  • 【佞】相手の聞きたくもない話を、いつまでもくどくど話すこと
  • 【諂】相手の顔色をうかがって、相手が喜ぶ話をすること
  • 【諛】良い悪いのおかまいなしに、その場限りの話をすること
  • 【讒】好んで人の悪口を言うこと
  • 【賊】人との交わりをやめ、人から離れること
  • 【匿】自分の機嫌をとる者を誉め、自分の嫌いな者を遠ざけること
  • 【険】善悪を見きわめず、両方に調子よくふるまうこと

あとがき

まえがきを含めて『マンガ老荘の思想』より。ちなみに行頭の【】の中の字は、それぞれ「そう、ねい、てん、ゆ、ざん、ぞく、とく、けん」と読みます。「人ニ八疵アリ、事ニ四患アリ」というかたちで、「事に四患あり」とセットで紹介されています。

「自分のしなくてよいことまでしてしまうこと」が欠点の第一に挙げられています。これがもっとも犯しやすい過ちということなのか。そもそも「しなくてよいこと」をどうやって知るのか?考えていくと、なかなか難しい。二番目以降は一読して腑に落ちる項目ばかりでした。

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(追記:2010/12/02)
ブログ「慈 悲 喜 捨」の「八疵と四患を語る(一)」というエントリに、八疵の解説がありました。疑問に感じていた第1項目だけ引用させていただきます。
引用:

一つ目は、自分は能力も無いのに、他の人がやった仕事を、まるで自分が行った如くにすることで、これを(そう)と言い、濫(みだ)れて総(す)べる、すなわち無理矢理に自分の物にすることです。虎の威(い)を借る狐の如き行為のことで、君主の威光を借りて、無理矢理に人の功績も自分の功績に総べることです。これは、偸盗(ちゅうとう)になります。

なるほど納得。たしかに一番目に挙げられるべき「疵」かもしれませんね。

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