まえがき
『兵法三十六計は、大別すると次の六つの基本カテゴリーに分類できる。』
リスト
- 【目隠しの計】 実際には存在する事実を見えなくさせる計略
- 【でっち上げの計】 ありもしない事実を信じ込ませる計略
- 【露呈の計】 未知・不明なことを確かめる計略
- 【機に乗ずる計】 自分で作り出した状況や、今たまたま起こった状況を利用する計略
- 【併用の計】 ニつ以上の計略を同時または順に実行して目的を達成する
- 【逃げの計】 不利な状況を避け自分の身を守るための計略
あとがき
『兵法三十六計 かけひきの極意―中国秘伝!「したたか」な交渉術』より。兵法三十六計そのものはWikipediaなどを見ていただくとして、三十六計を内容で分類されているところに価値を感じました。
ドイツの大学教授を務めるスイス人の著者が書いたこの本、どうも三十六計を過大評価しているような気がしますが、各々の計略を説明するために引き合いに出してくる事例がなかなか面白かったりして、楽しめました。
- タイトル: 兵法三十六計 かけひきの極意―中国秘伝!「したたか」な交渉術
- 著者: ハロー・フォン・センゲル(著)、石原 薫(翻訳)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2008-02-28