まえがき
「それ(失敗事例)を詳しく分析して、直接原因から根本原因へと探っていって、一二の根本原因にまとめることができた」
リスト
- 人間の本質を理解できていない
- 社会の本質を理解できていない
- 事柄の本質を理解できていない
- 時代状況の変化を見落とした
- 将来の見通しができない
- 時代に早過ぎる
- 時代に遅過ぎる
- 世の大きな流れに抗せない
- 流れの急変に抗せない
- 内向きで、外をよく見ていない
- 必要な能力に欠ける
- 戦術がまずい
あとがき
『戦略の失敗学―経営判断に潜む「落とし穴」をどう避けるか』のオビより。まえがきは本文からの引用です。
リストとして評価するならば、言葉が抽象的と言わざるを得ません。たとえば「人間の本質を理解できていない」。「人間の本質」とはあまりに深い言葉ですが、本文を読むと「人の好みと振る舞いを理解し、予想していない」という意味だと分かります。本の目次=リストにあらず、の好例ですね。
以上は純然たるリストの形式についてのコメント。本の内容は面白かったですよ。
- タイトル: 戦略の失敗学―経営判断に潜む「落とし穴」をどう避けるか
- 著者: 森谷 正規(著)
- 出版社: 東洋経済新報社
- 出版日: 2009-06-05