インテリジェンス・サイクル(情報収集と活用のサイクル)


まえがき

『一流の情報将校はこれ(インテリジェンス)を、次のように正確に、かつ簡潔に定義する。「意思決定者がいつ行動を起こしてもいいようにするための、正確で十分に処理された情報」と。』

リスト

  1. 【方向づけ】司令官は欲しい情報や問題を明確に示す。
  2. 【情報収集】指導者が必要としている情報を細分化して、収集計画に基づいてスタッフに課す。
  3. 【情報照合】アクセス可能なさまざまな出所からの情報をすべて照合する。
  4. 【解釈】単純な問い(それは真実なのか?誰なのか?何が起きているのか?それは何を意味するのか?)でふるいにかけられる。
  5. 【配付】書面や緊急信号、または通信の情報要約。緊急の場合、指導者への口頭報告などもある。

あとがき

まえがきを含め、『なぜ、正しく伝わらないのか―戦争にみる情報学研究』より。引用にあたって、一部補足・編集をしています。連番を打ちましたが、書籍ではこれらのステップが円を描いています。
まえがきに引用した、「インテリジェンス」の定義も分かりやすくてよいですね。

著者独自の整理かと思いきや、CIAのホームページにもほぼ同じ5ステップが載っていました。”Kids’ Page > 6-12th Grade”というコーナーでしたので、ざっくり言って中高生向けですかね。
The Intelligence Cycle” ― Central Intelligence Agency

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