まえがき
『パーソナリティを研究するすべての研究者が認めるパーソナリティの定義を開発することは難しいように思われる。しかしながら、これらの定義のほとんどに共通する特定の特徴を明らかにすることは有益だろう。』
リスト
- 個人の独自性: 人は一人ひとり違う
- 行動の一様性: 個人の行動は、時間や状況を超えて一貫している
- 内容とプロセス: パーソナリティは、行動に影響を与えるもので構成される
あとがき
まえがきを含めて、ベルナルド・J・カルドゥッチ『カルドゥッチのパーソナリティ心理学 私たちをユニークにしているものは何か?』 (福村出版、2021年)より。本文中の表を引用してリスト化しました。
第3項目が少しわかりづらいので引用を追加します。
高名なパーソナリティ心理学者である、ゴードン・W・オールポートの言葉に、「パーソナリティは何かであり、また何かをなすものである」(略)という言葉がある。(略)何かをなすということによって、オールポートは、パーソナリティのプロセス、つまり、パーソナリティの内容が、個人の思考、感情、そして行動に影響を与える動的な性質に言及している。
パーソナリティとは、一人ひとりに固有で・安定していて・行動に影響を与える因子、という感じでしょうか。
- タイトル: カルドゥッチのパーソナリティ心理学 私たちをユニークにしているものは何か?
- 著者: ベルナルド・J・カルドゥッチ(著)、渡邊 芳之(監修)、松田 浩平(監修)、尾見 康博(編集)、松田 英子(編集)、小塩 真司(編集)、安藤 寿康(編集)、北村 英哉(編集)、日本パーソナリティ心理学会(その他)、渡邊 芳之(翻訳)、松田 浩平(翻訳)、尾見 康博(翻訳)、松田 英子(翻訳)、小塩 真司(翻訳)、安藤 寿康(翻訳)、北村 英哉(翻訳)
- 出版社: 福村出版
- 出版日: 2021-10-06