まえがき
『不安が個人に及ぼす影響には、不安の各側面に固有の特徴や、これらの基本的側面の相互作用による組み合わせ効果、そして全体的な不安レベルが関連している。』
リスト
- 生理的側面: 交感神経系の活性化や、他の神経学的処理およびホルモンの活性化。これらは驚異的な状況に身体が対処する準備を助けてくれる。
- 認知的側面: 不安喚起場面に直面したとき、情報を整理したり思い出す能力が弱まる。
- 行動的側面: 不安があると、ぎこちなくなり、防衛的で、回避的な行動パターンになる。
あとがき
まえがきを含めて、ベルナルド・J・カルドゥッチ『カルドゥッチのパーソナリティ心理学 私たちをユニークにしているものは何か?』 (福村出版、2021年)より。本文中の表を引用してリスト化しました。
不安の3◯◯といえば「不安の3類型(ティリッヒ)」が思い出されます。あちらは不安の対象。こちらは不安の現象という感じでしょうか。
この3側面を評価する「顕在性不安尺度」があるとのことでした。
- タイトル: カルドゥッチのパーソナリティ心理学 私たちをユニークにしているものは何か?
- 著者: ベルナルド・J・カルドゥッチ(著)、渡邊 芳之(監修)、松田 浩平(監修)、尾見 康博(編集)、松田 英子(編集)、小塩 真司(編集)、安藤 寿康(編集)、北村 英哉(編集)、日本パーソナリティ心理学会(その他)、渡邊 芳之(翻訳)、松田 浩平(翻訳)、尾見 康博(翻訳)、松田 英子(翻訳)、小塩 真司(翻訳)、安藤 寿康(翻訳)、北村 英哉(翻訳)
- 出版社: 福村出版
- 出版日: 2021-10-06