まえがき
『さまざまな学習動機を分類して2次元に構造化したのが(略)2要因モデルです。(略)内発の典型が充実志向で、外発の典型が報酬志向ということになります。』
リスト
- (内容重視度大・功利性小)充実志向: 学習自体が楽しい
- (内容重視度大・功利性中)訓練志向: 知力をきたえるため
- (内容重視度大・功利性大)実用志向: 仕事や生活に生かす
- (内容重視度小・功利性小)関係志向: 他者につられて
- (内容重視度小・功利性中)自尊志向: プライドや競争心から
- (内容重視度小・功利性大)報酬志向: 報酬を得る手段として
あとがき
まえがきを含めて、市川 伸一『勉強法の科学――心理学から学習を探る』 (岩波書店、2013年)より。2要因とは『学習内容そのものをどの程度重視しているか』と『学習による直接的な報酬をどの程度期待しているか』。前者を内容重視度、後者を功利性として、本文中の図をリスト化しました。
◯◯志向の字数を揃える形式的な工夫も含めてわかりやすい枠組み。
- タイトル: 勉強法の科学――心理学から学習を探る
- 著者: 市川 伸一(著)
- 出版社: 岩波書店
- 出版日: 2013-08-07