まえがき
『これは、ヒューマンエラーと事故研究の分野で多大な貢献をしたデンマークのイェンス・ラスムッセンが1983年に考案した分類法だ。』
リスト
- 知識型エラー (knowledge-based errors): 知識を要する仕事(注意力高・習熟度低)で発生する。意思決定、問題解決、交渉、分析、審査、設計、計画、危機管理など。
- 規則型エラー (rule-based errors): 規則に従って行う作業(注意力中・習熟度中)で発生する。通常、標準作業手順書 (SOP) のような決まったルールやフローがある。
- スキル型エラー (skill-based errors): 規則的な定型作業を繰り返すスキル型作業(注意力低・習熟度高)で発生する。車の運転や球技、ナットの締め付け、料理、皿洗いなど。
あとがき
まえがきを含めて、邱強、燕珍宜『ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用した MIT博士のミスを減らす秘訣』 (文響社、2022年)より。まえがきで示されていた文献はおそらく参考文献[1]。
- タイトル: ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用した MIT博士のミスを減らす秘訣
- 著者: 邱強(著)、燕珍宜、陳銘銘(編集)、牧髙光里(翻訳)
- 出版社: 文響社
- 出版日: 2022-05-12
この本からの他のリスト
参考文献
[1] Rasmussen, Jens. “Skills, rules, and knowledge; signals, signs, and symbols, and other distinctions in human performance models.” IEEE transactions on systems, man, and cybernetics 3 (1983): 257-266.