まえがき
『聞き手は、一般的に次のような傾向をもっている。』
リスト
- 自分の利害関係から物事を考える。
- 自分に直接関係ないことには、興味を示さない。
- 聞き手にあなたが関心をもつ限り、聞き手もあなたに関心をもつ。
- 聞き手のことを話題にすれば耳を傾ける。
- 集中力を長く保てず、飽きやすい。
- 聞き手の心は、いつも揺れ動いている。
- 騒音などの外部環境に左右されやすい。
あとがき
まえがきを含めて『すぐに身につく 図解 説明上手になれる本―思ったとおりに相手に伝わる、「できる」話し方のテクニック』より。
リストのような傾向があるので、説明の際は『聞き手に関心をもち、聞き手が聞きやすい環境のところで、聞き手の興味や利害に関係したことを織りまぜながら、手短に要領よく話すことが大切である。』とまとめられています。
なかなか深いなと感じたのは「聞き手の心は、いつも揺れ動いている」という項目。話をしていると好意的な聞き手、批判的な聞き手、いろいろいると感じます。しかし「聞き手の心は、いつも揺れ動いている」ということは、話を聞いているあいだ一様に好意的というわけでも、批判的というわけでもない。そりゃそうですよね。話し手のほうで「この人は批判的な聞き手」みたいなラベルを貼ってしまっているかも。
- タイトル: すぐに身につく 図解 説明上手になれる本―思ったとおりに相手に伝わる、「できる」話し方のテクニック
- 著者: 高嶌 幸広(著)
- 出版社: PHP研究所
- 出版日: 2004-04-01