まえがき
『人間であれ動物であれ、これら三つの要因の相互作用が協調と競争のバランスをダイナミックに変化させる』
リスト
- 資源の不足: 資源の不足は競争を生む。一方で多くの場合、協調こそが資源を入手・保持する最善の道である。
- 社会性: 社会的なつながりは生存と幸福の基本である。ゆえに、人は協調して関係を構築したり、競って友を得たり、他者を排除して結束を生み出そうとする。
- 目まぐるしい変化: 外部の状況も、当事者の感情も、刻々と変わる。
あとがき
まえがきを含めて、アダム・ガリンスキー、モーリス・シュヴァイツァー『競争と協調のレッスン ─コロンビア×ウォートン流 組織を生き抜く行動心理学』 (TAC出版、2018年)より。本文にやや加筆修正を加えてリスト化しています。
因子分析を経て抽出したわけではないようですが、著者はいくつかの例を挙げてこれら3つが協調と競争のバランスに影響を与える要因であると論じています。オリジナリティの高いリストのように思えます。
- タイトル: 競争と協調のレッスン ─コロンビア×ウォートン流 組織を生き抜く行動心理学
- 著者: アダム・ガリンスキー(著)、モーリス・シュヴァイツァー(著)、石崎 比呂美(翻訳)
- 出版社: TAC出版
- 出版日: 2018-03-22