九字護身法


まえがき

『印を結ぶと脳波では直ちにリラックスした集中を示すアルファ2が増加し、緊張を示すベータ波と眠気を示すシータ波が減少した。』

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あとがき

まえがきを含めて、小森 照久「忍者の印と息長の効果の医学的検討」より。山田 雄司(編集)、三重大学国際忍者研究センター(監修)『忍者学大全』 (東京大学出版会、2023年)に収められています。リストは本文を編集して引用しました。

修験道では山に入るときなどに魔を遠ざけるために使われていて、山伏(修験者)が忍者のルーツと考えられていることから、修験道から忍者に取り入れられたと考えられる。九字の意味は、「臨める兵、闘う者、皆陣をはり列をつくって、前に在り」で、それぞれの字に神、仏が対応している。

とのこと。これが正説だとすると、自分には守護者がついているぞといったチャントのようなものだったのでしょうか。心技体のように一字一字独立した意味を持っているのかと思っていました。

まえがきにあるように、この文書では印が脳や体に及ぼす影響を調べた結果を引用しています[1]。被験者は忍者五人(と対象群の方々)。

  • タイトル忍者学大全
  • 著者: 山田 雄司(編集)、三重大学国際忍者研究センター(監修)
  • 出版社: 東京大学出版会
  • 出版日: 2023-03-01

    参考文献

    [1] 小森照久『精神科医が勧める忍者の印と呼吸法を応用した究極の不安・ストレス解消法』 (日本橋出版、2021年)

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      ストレス 忍者 忍術

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