まえがき
『「治癒のための七つのA」を追求することは、私たちが感情コンピテンスを身につけるうえで大いに役立つはずである。』
リスト
- 【Acceptance(受容)】 物事をありのままに認め、受け容れる。自分自身に対して興味と思いやりを持つ。
- 【Awareness(気づき)】 自分の内側の状態に注意を向ける。言葉が伝えるものよりも自分の内側で感じたことを、注意を払うべきメッセージとして受け取る。
- 【Anger(怒り)】 怒りを抑圧しない。しっかり実感し、原因を考えて対処する。
- 【Autonomy(自律)】 自他の境界を確立する。自分を支配する中核は自分自身の中にあるという感覚を育む。
- 【Attachment(ふれあい)】 誰かとつながりたいという思いを認める。愛されるはずがないという思いこみを捨てる。人とふれあう能力を高める。
- 【Assertion(主張)】 「私はこういう人間だ」と宣言する。自分の存在を正当化するために忙しく行動したり何かを達成する必要はない。
- 【Affirmation(肯定)】 欲求を尊重する。価値あるものに対して前向きな姿勢を表明する。創造性とつながりは尊重すべき価値である。
あとがき
まえがきを含めて、ガボール・マテ『身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価』(日本教文社、2005年)より。
抑圧された感情が原因の(一つと疑われる)病気が本書のテーマですが、一般的な意味合いで、精神的な健康を保つキーワード集としても使えそうな感じ。
- タイトル: 身体が「ノー」と言うとき
- 著者: ガボール・マテ(著)、Mat´e,Gabor(原著)、伊藤はるみ(翻訳)
- 出版社: 日本教文社
- 出版日: 2005-09-15