まえがき
『私はつねづね、格言や規則というものはえてして中身がなく、思考を妨げるものだと思って用心していたのだが、この二つの原則は、実際に社内で役に立っていたようだ。』
リスト
- 物語が一番偉い (Story Is King) …… 技術であれ物品販売のチャンスであれ、何であってもストーリーの妨げになってはならない。
- プロセスを信じよ (Trust the Process) …… さまざまな要素が絡むクリエイティブな作業には、必ず困難や失敗がついてくるが、「プロセス」に従って進めば切り抜けられると信じていい。
あとがき
まえがきを含めて、エド・キャットムル、エイミー・ワラス 『ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法』より。リストは本文からの(ほぼママ)引用です。
実際に現場で役に立つ格言の類は、せいぜい3か条。これは2か条ですが、「この2か条を信じる」という陰の第3項目があるのかもしれません。
第1項目の「物品販売のチャンス」とは、売れそうだからという理由でキャラクターをストーリーに押し込むようなことはしない、という意味だと理解しました。
- タイトル: ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
- 著者: エド・キャットムル, エイミー・ワラス(著)、石原 薫(翻訳)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2014-10-03