まえがき
『自分が専門家を気取って失敗した思い出から、また過去のプロジェクトで垣間見た社内専門家の振る舞いから、成果を阻害する専門家マインドを挙げてみます。』
リスト
- 情報の囲い込みや出し惜しみをする(自分のささやかな地位を保つために)
- 専門と自認している領域で自分に相談なく事が進められると、不安・不快・不満に感じ、攻撃する(第一人者のプライドが傷つくので)
- 言葉の使い方や知識の適用に関して過剰に厳密になり、自分のアドバイスを求める(自分のささやかな地位を保つために)
- アドバイスを求めることを要求する一方で、言質を取られるのを嫌う(専門家としての評判を気にしすぎるために)
- 自分で決めた専門領域では第一人者であろうと努力するが、そのほかの領域ではむしろ無知をひけらかす(専門家とはそう振る舞ってよいものと思っているがゆえに)
- 自分で決めた専門以外の領域では、事情はどうあれ「専門家の回答」を要求する(「専門家たるもの……」という自負の裏返し)
あとがき
まえがきを含め、「なぜ、専門性だけでは十分でないのか」(自分戦略を考えるヒント) − @IT自分戦略研究所 より。