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哲学対話のルール

『一口に哲学対話と言っても、何に重点を置くか、何のために対話をするのかで、ルールも進行の仕方も違ってくるので、一般論としてどのようなスタイルがいいのかは言えない。ここでは私がいつも掲げているルールをあげておこう。』

まえがき

『一口に哲学対話と言っても、何に重点を置くか、何のために対話をするのかで、ルールも進行の仕方も違ってくるので、一般論としてどのようなスタイルがいいのかは言えない。ここでは私がいつも掲げているルールをあげておこう。』

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  1. 何を言ってもいい。
  2. 人の言うことに対して否定的な態度をとらない。
  3. 発言せず、ただ聞いているだけでもいい。
  4. お互いに問いかけるようにする。
  5. 知識ではなく、自分の経験にそくして話す。
  6. 話がまとまらなくてもいい。
  7. 意見が変わってもいい。
  8. 分からなくなってもいい。

あとがき

まえがきを含めて、梶谷 真司 『考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門』(2018年、幻冬舎)より。

対話を通じて考える方法を平易に解説しています。一見すると現場で使うには項目数が多い印象を受けましたが、本書で一つ一つていねいに説明されている背景を読むと、どれも外したりまとめたりしがたくなります。

個人的には「知識ではなく、自分の経験にそくして話す。」が、解説を読んで納得した項目。知識比べは、対話を通じて「共に考える」行為からは遠ざかってしまいます。

(略)経験(・・)に基づいて話をすれば、年齢や性別、学歴などにかかわらず、対等に話ができる。知識を背後にもっているのはかまわないが、ちゃんと理解しているなら(・・・・・・・・・・・・)、それをいちいち言わなくても、自分の言葉で(・・・・・・)自分の経験や思い(・・・・・・・・)と結びつけたり、身近な例を出したりして話せばいい。

(略)そして経験にそくして話をするかぎり──にわかには信じられないだろうが──小学生の子どもと40代の社会人と、70歳のおじいさん・おばあさんが対等に話せるのだ。

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