まえがき
『私は、特殊な人に認められる五つの基本的な特質を体系的に表現し、次いで、われわれのサンプルとなった奇人を既成の基準と対比することで、それらの妥当性をテストした。』
リスト
- 珍しさ ― 奇人の発生率はほぼ1万人に1人である
- 極端さ ― 人格テストで極端な結果を示す
- 特別な属性 ― 没頭する、極端に走る、独自の道を行く
- 行動と属性の異常な組み合わせ ― 奇癖を示す、特殊な才能や属性を奇矯な行動で表現する
- ふつうのことをふつうでない方法でやる ― 人々が何のためらいもなく受け入れていることに、別のやり方を見つける
あとがき
まえがきを含めて『変わった人たちの気になる日常―世界初の奇人研究』より。項目名がやや分かりづらかったので、ダッシュ(―)に続けて本文からの要約を追加しました。
「奇人」をどう定義するか?フレームワーク思考のよい訓練になりそうです。その観点からすると、第3項目以降に重複感がありますね。単語と句が一緒くたなのも気になります。訳語のせいかもしれないと思い、原著”Eccentrics: A Study of Sanity and Strangeness”にあたってみました。すると:
Rarity
Extremity
Special attributes
Unusual combinations of behaviors and attributes
Doing ordinary things in extraordinary ways
もともとがこんな定義だったようです。
- タイトル: 変わった人たちの気になる日常―世界初の奇人研究
- 著者: ウィークス,デイヴィッド(著)、ジェイムズ,ジェイミー(著)、Weeks,David(原著)、James,Jamie(原著)、美幸, 忠平(翻訳)
- 出版社: 草思社
- 出版日: 1998-03-01
この本からの他のリスト
- タイトル: Eccentrics: A Study of Sanity and Strangeness (Kodansha Globe)
- 著者: Weeks, David(著)、James, Jamie(著)
- 出版社: Kodansha USA Inc
- 出版日: 1996-10-15