まえがき
『この対話のテーマは、あくまでも「人格と才能の開花」の技法ですが、我々が、その技法を実践していくと、必ず、結果として「人間性の開花」が起こります。』
リスト
- 「相手を理解し、相手の気持ちが分かるようになる」から
- 「相手の状況や心境に合わせて、適切な人格で対処できる」から
- 「多重人格のマネジメント」を実践すると、自分の中に「様々な人格」が開花するだけでなく、自然に、それらの人格を見つめている「もう一つの人格」、すなわち、「静かな観察者」が生まれてくるから
あとがき
まえがきを含めて、田坂 広志『人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」』より。人格とは、個人の中で変わりづらい特性を指すというのが一般的だと思いますが、本書では独自の解釈を披露しています。
第3項目の「静かな観察者」が、なぜ豊かな人間性の開花につながるのか。リストだけでは分かりづらいかもしれません。このリストに続く部分では、静かな観察者こそがエゴに対処したり、小さなエゴを大きな志に昇華させたりする存在であることが説明されています。
- タイトル: 人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」 (光文社新書)
- 著者: 田坂 広志(著)
- 出版社: 光文社
- 出版日: 2015-05-19