まえがき
「『ストーリーアナリスト――ハリウッドのストーリー分析と評価手法』の著者であるティ・エル・カタンは、プロットとストーリーラインについて、分析のポイントになるのは次の点であるという。」
リスト
- プレディクタビリティ(予測できること)。ストーリーがありきたりでないかどうか。
- ストーリーの仕掛けは十分かどうか。「オブスタクル(障害)」「コンプリケーション(複雑な展開)」「リバーサル(逆転)」「ツイスト(ひねり)」があるかどうか。
- ビリーバビリティ(真実味・現実味)があるかどうか
- サブプロットが効果的かどうか。
- フック(きっかけ)があるかどうか。最初の10ページあたりまでに惹きつけられる要素があり、結末を知りたいと思わせるストーリーか。
- コンティニューティ(連続性)があるかどうか。ストーリーの流れの辻凄があっているかどうか。
あとがき
まえがきを含めて『すべては脚本・シナリオから始まる!―実践指導付き、プロ養成講座』より、編集のうえ引用。このリストはまえがきにもあるとおり『ストーリーアナリスト―ハリウッドのストーリー分析と評価手法』からの引用とのこと。
リストを引用してから気がつきました。人物が描けているかといったポイントがありませんね。これは「プロットとストーリーライン」の評価ポイントであって、キャラクターの評価にはまた別の軸が用いられそうな感じです。
タイトル: ストーリーアナリスト―ハリウッドのストーリー分析と評価手法(夢を語る技術シリーズNo1)
著者: ティ・エル カタン(著)、フイルムアンドメディア研究所(監修)、Katahn,T.L.(原著)、秀治, 渡辺(翻訳)
出版社: フィルムアンドメディア研究所
出版日: 1999-05-01