まえがき
『国や企業のトップであっても、病院や権利擁護団体の代表者であっても、一人の親であっても、権威者としての役割は大きく違わない。三つの主要な責任があり、それを果たすことだ。』
リスト
- 指揮 (direction): 役割を明確にしてビジョンを示す
- 保護 (protection): グループ、組織、社会を外的脅威から守る
- 秩序 (order): 安定を維持する
あとがき
まえがきを含めて、ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー、アレクサンダー・グラショウ『最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル』 (英治出版、2017年)より。 英語部分は原著 “Adaptive Leadership” からの引用です。
リーダーシップの実践と権威(オーソリティ)の行使の違いが重要、という文脈で出てくるリスト。ソリッドな枠組みに感じられたのでどこかからの引用なのかと思ったのですが引用元は書かれておらず、また検索してもそれらしい論文が見つからないので、著者オリジナルの模様。
指揮・保護・秩序という三つ組は、「主師親の三徳」を想起させます。
- タイトル: 最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル
- 著者: ロナルド・A・ハイフェッツ(著)、マーティ・リンスキー(著)、アレクサンダー・グラショウ(著)、水上雅人(翻訳)
- 出版社: 英治出版
- 出版日: 2017-09-06