まえがき
『内発的動機づけとは「自ら学ぶ・やる意欲」である。外から圧力をかけられることなく、自らの偽りのない気持ちにもとづいて学んだり仕事をしようとする意欲といってよい。』
リスト
- 自律性への欲求(the need for autonomy) ― 自分自身の選択で行動していると感じたい
- 有能さへの欲求(the need for competence) ― 環境と効果的にかかわり、有能感を感じたい
- 関係性への欲求(the need for relatedness) ― 他者とつながりをもち、かかわりあっていきたい
あとがき
まえがきを含めて『人を伸ばす力―内発と自律のすすめ』より。まえがきと各リスト項目のタイトルは、訳者あとがきから引用しました。カッコ内の英語は”Self-determination theory“(Wikipedia) などからまとめ、ダッシュ(―)の右側の解説は本文を参考に付けています。
リストだけ読むと、やや抽象的に感じられるかもしれません。他にもいろいろありそうに思えます。しかし本書を読むと、この三要素は注意深い考察と実験によって抽出されており、なるほどと説得されてしまいます。
- タイトル: 人を伸ばす力―内発と自律のすすめ
- 著者: エドワード・L. デシ(著)、リチャード フラスト(著)、桜井 茂男(翻訳)
- 出版社: 新曜社
- 出版日: 1999-06-10