まえがき
『これらの衝動はそれぞれ独立的に働くことによって、人間の思考や選択をコントロールしている(略)。つまり、この4つの衝動こそが、人間という存在――複雑な動機を持ち、複雑な選択を行う、複雑な存在――をつくり上げているのである。』
リスト
- 獲得衝動: 評価の高い『モノ』や『個人的体験』を探し求め、手に入れ、コントロールし、保持したいという衝動
- 親和衝動: 他者と社会的なつながりを持ち、愛情に満ちた相互関係を結ぼうとする衝動
- 学習衝動: ものごとを知り、理解し、信じ、味わいたいという衝動や、内省的なプロセスを通じて自分自身や周囲の環境への理解を深めたいという衝動
- 防衛衝動: 自分自身やその功績が脅かされたと感じたときにそれらを守ろうとする衝動
あとがき
まえがきを含めて、ポール・R.ローレンス、ニティン・ノーリア『ハーバード・ビジネススクールの〈人間行動学〉講義―人を突き動かす4つの衝動』 (ダイレクト出版、2013年)より。4つの衝動についての明確な定義がなかったため、本文のあちこちから引用してリスト化しています。
意欲的な4大衝動説。ただ引用文献リストが付いていないのが残念です。
ちなみに衝動と訳されている言葉は drive。原題は “Driven” です。4大衝動はそれぞれ次のような言葉でした。
- The Drive to Acquire
- The Drive to Bond
- The Drive to Learn
- The Drive to Defend
- タイトル: ハーバード・ビジネススクールの〈人間行動学〉講義―人を突き動かす4つの衝動
- 著者: ポール・R.ローレンス(著)、ニティン・ノーリア(著)
- 出版社: ダイレクト出版
- 出版日: 2013-06-01